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◆蔵元訪問記 「松下醸造場」◆

平成14年10月23日に熊本県球磨郡水上村にある焼酎蔵「松下醸造場」さんに行ってきました。
その時の様子を断片的ではありますが、アップいたしました。バーチャル蔵見をお楽しみ下さい。


 「松下醸造場」さんは、熊本県の人吉からさらに奥地に入った山々の中にある盆地のとてものどかなところにありました。九州自動車道(高速)人吉ICから農道(別名:フルーティーロード)を走ること約40分。何故フルーティーかな?と思いながら道路脇はずーっと田畑が続いておりました。秋だったので花は咲いておりませんでしたが、多分春は延々と花が咲き乱れているのだろう。故にフルーティーなのだろうと想像しながら走りました。かなりの田舎で、道中ほとんど車とすれ違いませんでした。

 やっと到着。そこはそれなりに開けた昔ながらの集落でした。民家の中に松下醸造さんを見つけました。すぐ近くに大石酒造さんもありました。そちらは、立派な近代的な工場を新設されており、比較的規模も大きくされていらっしゃるようでした。

 ちょっと道を間違えてグルグル回っていたら、松下社長がこちらに向かって手を振っています。あぁ、やっと見つけた。実はこの日は次に鹿児島県国分市にある「黄金酒造」さんにも行く予定なので、1時間くらい滞在出来たらいいかなぁ、と思っていましたが、いろいろ話しているうちに、あっという間に時は過ぎ、さらにはお昼もご馳走になったので、結局3時間は居ました。たいへん厚いおもてなしに恐縮してしまいました。ここは山の中でとてもきれいな川があるのに、社長は海釣りが趣味だそうで、よく車を走らせて遠い海まで釣りに行かれるそうです。(というのも魚が大好物だそうです。ご自身でさばいて料理もされるとか。)        


 左が松下幸郎(こうろう)社長です。ちなみに左は私(阿波孝浩)です。社長はとても立派な体格、またひとなつっこい方で、話は蔵や焼酎造りから、しばしば社長の好きな魚や釣りの話に飛びました。  奥がご自宅で、手前が焼酎蔵です。左に少し見えているのが井戸です。

 井戸です。写真に写っている人物は、「丼一居・さっとん」のオーナー池田氏です。彼は私が蔵元訪問をするときは必ずと言っていいほど同行してくれる良きパートナーです。この井戸はめっちゃ古いもので、ここから直接ポンプで汲み上げています。とにかく美味しい最高の水です。これで焼酎が仕込まれます。(どーりで焼酎も美味しい分けだ。)  入ってすぐ松下醸造場の焼酎がきれいに陳列されています。

≪いざ、蔵の中へ≫
 一次仕込み用の「甕・かめ」です。12個あります。仕込みが11月位からなので、まだ空です。しかし手前に3つほど(2つは写真に入りきれていません)封をした甕があります。社長に聞いて見たところ、なんと「そば焼酎」の6年ものが眠っているそうです。実は社長の道楽で6年前に極少量造ってみたそうです。それもわずか6甕分仕込んだが、あと3甕しか残っていないそうです。ななな〜んと、社長のご好意で、今回そのシロモノを特別に特別に分けてもらいました。  二次仕込み用jのタンクです。大きさは甕よりもかなり大きい。二次は原料米をさらに掛けて量が増えるために大きくなるそうです。

 これが、あの銘酒「萬屋次兵衛」を貯蔵する樽です。上が古い樽で、下が新樽です。ちなみに「萬屋次兵衛」は、この中では数ヶ月しか入れないそうです。あまり永く入れ過ぎると、色が付き過ぎてしまうからなのだそうです。樽貯を終えると、またタンクに移されるそうです。  蔵人さん達が、丁寧に手で「萬屋次兵衛」のラベルを貼っています。瓶詰めの手詰めです。丹精込めて真心込めて造った焼酎は、造り手の手で、最後まで大切に扱われていました。

 これが、先にお話した「そば焼酎」です。なんと社長自らラベルを手貼りされています。(しかもラベルは私と雑談している間にプリンターから印刷されて出てきました。それを社長がちぎってラベルの裏にスプレー糊を吹きかけて貼り出しました。)なぜなら、余りにも本数が少ないために、印刷屋さんにラベルを作ってもらうこともなかったために全て自前で用意されたそうです。最後には仕上げに朱肉を開けてちょこんと印鑑を押して出来上がりでした。(これぞ、究極の最終ラインまでの手造りですね。)  これは、松下家に代々伝わる古文書です。文化○○年何とかかんとかと書かれています。右は昔の紙幣だそうです。こんなチョーお宝をホイッ!と、見せてくれました。しかも素手で。白手袋しなくていいのかなぁ。なんて思いながら、、、。博物館から寄贈を勧められているそうなのですが。しかし、こういうものは博物館で見てもあまり有り難く思いませんよね。代々伝わるその家で見てこそ本当の価値が感じられます。



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