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◆蔵元訪問記 「原田」はつもみぢ◆


2010年10月7日に山口県周南市(旧徳山市)にある
日本酒の蔵元「原田」こと「はつもみぢ」さんに行ってきました。
その様子をアップしました。


 日本酒「原田」の蔵元・はつもみぢさんは、山口県周南市(旧徳山市)にあります。創業・文政2年(1819年)という古い歴史を持つ蔵元さんです。ちなみに帝国データバンクの調査があって、山口県にある会社として、なんと9番目に古いことが判明したそうです。

≪きき酒名人・原田康宏杜氏≫
 実は、酒造りは20年間ストップしていた空白期を経て、蔵元のご子息である原田康宏さんが杜氏として5年前から酒造りをはじめた。原田康宏さんはきき酒名人でもある。ご当地・山口県のきき酒大会は7連覇中。中国大会では2回優勝。全国でも2位を獲得。

≪四季醸造の酒造り≫
 日本酒蔵は「寒造り」といって、伝統的に冬季のみ酒造りを行う蔵が殆どだが、こちらのはつもみぢでは夏季を除いて冷蔵設備完備のもとで通年において酒造りが行われている。

≪少量生産・超小仕込み≫
 現在の生産量は僅か100石(一升瓶換算で10,000本)。この数字は当店が取引きしている蔵元の中でダントツで一番少ない。また仕込みは極めて丁寧である。・・・というのは純米酒クラスの酒でも全て500kタンクで仕込んでいる。500kタンクとは他の蔵元では大吟醸用に仕込むタンクの大きさである。(タンクが小さいと温度管理等が容易になる。)コスト面を考えると他の蔵元では有り得ない贅沢な酒造りを行っている。

≪蔵の外観≫
 現在の社名は「はつもみぢ」です。お酒は、原田さんの苗字から「原田」という銘柄名です。

この樽に書かれている名前は。以前の「初紅葉」です。
 向かって左が、専務兼杜氏の原田康宏さんです。(右は私:阿波タカヒロ)

原田さんは41歳。山口県ではきき酒ナンバーワン。全国的に見ても、もの凄いきき酒名人です。

 超小仕込みの蔵元です。全ての設備もこじんまりとしており、完璧に目が行き届きます。
指差しているのは米を蒸す甑(こしき)です。
 これは、酒母(しゅぼ)タンクです。この中でお酒の元の元が造られます。

 500kの仕込みタンクです。このタンクで全ての「原田」が仕込まれます。他の蔵元だと、この小ささは大吟醸用です。  これは所謂「槽(ふね)」といわれる物です。この中にモロミの入った布袋を積み上げて、お酒を搾ります。

 麹室です。麹室だけは昔から(休閑期以前)のものです。小さな箱麹で丁寧に造られます。  これは、汲んだ仕込み水を入れる容器です。実は良い水を求めて、わざわざ遠くから汲んで来ているとの事。

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