当店(酒の阿波屋)の熱きサポーター
芋幸治さんの「芋焼酎研究室」

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開設するにあたり一言
 「酒の阿波屋」はご承知の通り酒屋でございます。ということはつまりは、売り手ですので、全ての商品について正直にコメントしているつもりではございますが、お客様(買い手)の立場から見ますと、なかなかそうは伝わらない部分がございます。このたび当店のお得意様(ご常連)である芋幸治さんから、買い手の立場から辛口的な部分も含めまして、当店の商品(芋焼酎)のありがたいご感想を頂きました。頂いた各コメントにつきましては、一切文章を変えておりません。頂いたままのコメントをそのまま写したものです。お客様のたいへん貴重な正直なままのコメントです。焼酎選びの際にお役に立てればと思います。また、蔵元様には、お客様の貴重なご意見として役立てればと、思います。
芋幸治さんへ  素晴らしいご感想、誠にありがとうございます。今後とも芋焼酎を愛し、さらなる貴重なご意見を頂きたく思います。

芋幸治(いもこうじ)

■広島県在住
■年の頃30歳前後?
■職業:サラリーマン?
■特技:宴会芸(聞くところによると)
■芋焼酎との出会い:2002年の夏に鹿児島旅行に行った時にはじめて「伊佐美」を飲み、芋焼酎の素晴らしさに目覚める。以後芋焼酎愛好家&研究家&評論家への道へまっしぐら、、、。

※常時4種類以上の芋焼酎を開け、ただ飲むだけではなく、常に愛情と探究心を持ちながら嗜む焼酎オタク?



◆芋焼酎ファイルPART1

11/21「農家の嫁」

11/21「河童草子」 11/21「くじらのボトル新焼酎」 「海からの贈りもの2005」 「蘭・黒麹」 「くじらのボトル綾紫・黒麹」

「おかがいも」 「三五郎」 「阿久根」 「不阿羅王」 「大自然林・屋久の島」 「さつまの海」 「にごり芋・無濾過」

「一升五百文」 「鉄幹・黒」 「黒瀬」 「海王」 「燃島」 「海」 「松露」 「松露うすにごり」 「月の中」

「海童」 「白玉の露」 「魔王」 「蘭」 「磨千貫」 「くじらのボトル」 「くじらのボトル綾紫」 「紫美」 「鉄幹」

◆芋焼酎ファイルPART2

「明るい農村・赤芋仕込み」

「磊山」 不阿羅王/凱 銀滴百六拾石 「須木紫」 「霧島町蒸留所」 「松露・黒麹仕込み」 「海童・祝の赤」

「日向あくがれ」 「五代にごり」 「奥霧島」 「明るい農村」 「霧島川」 「ちょうちょうさん」 「九段の人」 「天の邪鬼」 

「天の邪鬼原酒甕壺入り」 「鉄幹原酒」 「龍。(麦焼酎)」 「じゃがたらお春(じゃが芋焼酎)」 「こいじゃが」 「三岳」

「薩摩富士・復刻版」 「銀滴・復刻版」 「うえぞの」 「園乃露」 「心水」 「さつまげんち」 「酔十年・無和水」 「夢鏡」

◆芋焼酎ファイル番外編「参考商品」

1/20「紅鉄幹」 1/20「阿久根 號」 1/20「別選 神川」 「晴耕雨読 かめ壷仕込・貯蔵」

「酒の手帳」 「さつま白波・伝承」  「銀滴」 「風に吹かれて 「小川の干しいも」 「赤霧島」 「古瓶造り」

「天使の誘惑」 「かんろ」 「紫尾の露」 「龍神蔵」 「枕崎 さつま白波」 「財宝 芋」 「鳴門金時」 「風憚(ふうたん)」

「天斬りの松」 「丸西」 「大正の一滴」 「さつま白波」 「さつま白波 黒麹仕込み」 「さつま白波 明治の正中」

「六代目百合35度」 「松の露 黒麹仕込み」 「酔蔵(よいのくら)」 「しま千両」 「種子島 しま茜(あかね)」 「伝(でん)

「千亀女」 「芋焼酎−薩摩しぶき−」 「初代創業者 原口金次郎」 「青 酎」 「さつま小鶴」 「原口屋 甚衛門」 「大魔王」

「吉兆宝山」 「薩摩 甜(てん)」 「古八幡」 「黒若潮」 「富乃宝山」 「の馬・熟成芋焼酎 「の馬」 「ないな」 「幸蔵」

「一本儀」 「岩いずみ」 「晴耕雨読」 「味蔵」 「神座」 「百合」 「芋」 「純芋」 「楔」 「鬼火」 「薩摩でかんしょ」


特別企画「麦麹使用芋焼酎飲み比べ」
 一般に、芋焼酎は米で麹を造り、その麹に芋をかけて造られる。原料比率でいくと、米:芋=1:5ということになる。つまり芋焼酎の約1/5は米である。

 ひじょうに稀ではあるが、この麹を麦で造った芋焼酎が存在する。今回、芋幸治さんがこの麦麹仕込みの芋焼酎3アイテムを飲み比べた。

「天の邪鬼」
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「青酎」


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「九段の人」
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≪総 評≫
 「青酎」はこの3本の中では圧倒的に麦の「香ばしさ」を表に出した焼酎であり、飲んだ瞬間に圧倒されるくらいのインパクトがあるが、芋焼酎という枠の中で比較してみると、上手い酒であることは誰が飲んでも上手い分類に入ると思うが、やはり芋らしさはほとんど感じない。感じないというよりは、麦のインパクトが強すぎて芋らしさが解りづらいといった方が良いかもしれない。

 今回の3本の中では「九段の人」に分が悪い。・・・というのも、「天の邪鬼」「青酎」は原酒であるのに対して、「九段の人」は25度のものだからである。しかし、25度ながら麦の香ばしさと芋の風味はしっかりとした仕上がりとなっており、この原酒があればさぞかし強烈であろうといった感じである。芋焼酎ということで、比較すると「天の邪鬼」が最も芋の風味を引き出した物であり、その中に麦麹独特の「香ばしさ」が芳醇な芋の風味と絶妙なバランスをとっている。3本を比較してみると、「青酎」は癖が強すぎて、毎日これで晩酌するのはつらい。週に1回くらいの頻度で飲みたいといった感じである。「九段の人」は芋らしさということでは、少し感じにくいところがあるため、美味しい焼酎ではあるが芋を楽しみたい自分としては、週に2〜3回の頻度で飲みたい感じである。「天の邪鬼」は今回の3本の中では最も芋らしく、味付けとして麦麹の特徴が絶妙に組み込まれた仕上がりになっている。毎日飲んでも飽きないといった感じである。

 しかし、この3本の比較は難しい!個性がそれぞれ違いすぎる!結論からすると、自分の好み次第といったところですかね・・・・。


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