◆蔵元訪問記 「雁木」八百新酒造◆ PART2(蔵の中へ) |
≪「甑(こしき)」≫ ここで、原料の米が蒸されます。下にある釜に水が張っています。この水をボイラーで温めて、その熱湯で間接的にやさしく米を蒸します。 |
≪「麹室(こうじむろ)≫ 八百新さんの麹室は珍しく、2階にあります。また温度帯や工程に分けて3部屋に区切られています。 |
布の中に麹が眠っています。 | 上級酒は、この小さな木の箱で麹が育成されます。 |
≪酒母タンク≫ この小さなタンクで「酒母(しゅぼ)」というお酒のモトが造られます。 |
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≪仕込みタンク≫ 酒母が出来た酒は次に、大きな仕込みタンクへ移されて酒作りが進行します。 |
≪木桶≫ 現在では殆ど見掛ける事され出来なくなった昔の「木桶」がありました。もちろん今この中で仕込みはされていないそうですが、酒粕を入れているそうです。 |
≪「古酒」発見!!!≫ これは、もちろんキリンビールではございません。ビールケースにワインボトルに酒が詰まっています。そうとうホコリを被っていて、かなり古いものだと思います。さて何でしょ〜??? |
なんとこれは、1990年頃に造られた純米吟醸だそうです。それをひとタンク分、ワインボトルに詰めておられます。小林社長曰く「ほったらかしにしています。」だそうですが、私が目ざとく見付けたので、1本特別に封を切ってくれました。 |
せっかくですので、岩国観光をして帰りました。色はキャラメルのように変色して、かなりオリが沈殿しています。実は、この古酒は小林社長もあまり気に掛けていなかったようで(忘れていたようで)す。4〜5年前に一度味のチェックをされたそうですが、その時はイマイチだったそうです。 | ところが、今回、久しぶりに開封してのんだところ、ひじょうにまろやかで旨味がのって、いい状態に変化していたので、小林社長自身も驚いておられました。(このお酒は商品化は、現在のところ未定です。) |
せっかくですので、岩国観光をして帰りました。写真は日本三名橋のひとつにかぞえられる「錦帯橋(きんたいきょう)」です。1673年に造られ、補修・架け替えをしながら今に至っております。 | ひじょうになだらかなアーチ状の段々です。 |